個人商店 雅南
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日本の生活文化の質的な底上げを目指す個人商店
雅南では日常的、民衆的であることに価値の重きを置きます。
非日常であるものは、一時的に人を喜ばせることはできるが長く続くものではありません。また一国の文化レベルは、普通の民衆の生活にこそ表れるという考えを強く支持しています。
雅南は民衆の生活に力強い豊かさをもたらす存在でありたいと願っています。そのためには丈夫で扱いやすいものこそそれに相応しいと考えます。
特に日常生活で行う回数の多い水分補給に焦点を当て、日本人の日常茶に相応しい
「番茶」の普及に力を入れています。
番茶とは
熟した硬い葉を使用した日常用のお茶です(親子番茶は一部軟らかい芽が混じる)。
赤ちゃんからお年寄りまで水代わりに飲める日本人のソウル飲料です。
茶葉が丈夫なので、熱湯で2~3日茶葉を浸けっぱなしでも全く渋くなりません。水に入れて放っておくだけで飲めるので、忙しい現代人にもピッタリ。
水出しなら冷倉庫でおよそ一晩でできます。
より詳しくはコチラ
「番茶」なら
なんでもいいいのか-
決してそんなことはありません。
きちんとした栽培方法で育てられた番茶で無ければ日常茶とは呼べません。
そのためには茶樹にストレスがかかる育て方でなければなりません。
具体的には、無農薬・有機低肥料栽培である必要があります。
特に日常の使用頻度に耐えうる茶葉の丈夫さ、特徴ある香りをはじめ嗜好性の確保のためには絶対に欠かせない条件です。
農薬や肥料を多く使うことは茶樹を甘やかし、ストレスがかからなくなりこれにより香りのない弱い茶葉になってしまいます。
この栽培方法であるとミネラル分を多く含み、香りが長く続き、味の良さにも繋がります。方法さえ気をつければ長期保存も可能で、熟成させることでさらに角が取れてより引き締まってコクが出てくるため楽しみの深さもあります。
また丈夫な葉になるので、熱湯で淹れて1杯で終わるような軟弱なものにはなりません。
丈夫な茶葉は杯数多く飲めるので経済的で、ずっと浸けっぱなしでも美味しく飲めるのでまさに日常茶に相応しいです。
だから無農薬で有機かつ低肥料の栽培が良いのです。
茶はストレスを与えることで、香りの成分を多く生成します。植物は動物と違って移動の自由がないため、害虫や気温など周囲の環境からストレスを受けた時に生き残るためにこの機能を備えています。例えば害虫に対しては、嫌がる香りを発したり、害虫の天敵を誘う香りを発することで自らの身を守るのです。
ストレスをかける上で特に肥料の管理が最も大切です。
ストレスをかけるという点から有機であってもその量が多ければ全く意味はありません。
いくら飲みやすく身体に負担が少ないからとて、美味しく飲み続けられなければ意味がありません。
また番茶を極限まで追求するのに、表面的で口当たりのいいものだけではいけません。
そこで品質と嗜好性を確保するためにどうしてもこの条件であることは外せません。
普段の食事に
持ち運びに
ちょっとした手土産に