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​真味只是淡

代表

鈴木 和希(suzuki kazuki)      1997.1生

出身 :東京都

座右の銘:常に法度の多きは宜しからずや

好きな茶系統:爽やかな香りとキリっと冴える苦味

 

私個人へのお問い合わせは

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​@skazuki_106

雅南を始めるまで

雅南は1人の当時学生がたまたま入ったお茶屋さんとの出逢いから始まる。

 

当時18~9歳の私は日本人に生まれたからには、その固有のものを何かしら追求したいと思い、まずは身近で毎日家で飲んでいた日本茶をちゃんと飲んでみようと近所のお茶屋へ入った。

 

そこで無農薬・有機低肥料で栽培(以下、自然栽培)された在来種の煎茶に出会う。さらにこれは、萎凋(いちょう)という現在では極めて稀な技術が施されたものであった。このお茶はそれまで飲んできたものと全く違い、香りは長い時間口の中から喉にかけて残り、透き通った喉越しで、飲んだ時の引っかかりを全く感じず、この上ない衝撃を受けた。

 

そこから2年程経ったとき、さらに飲みやすくて香りが良いということで自然栽培の番茶を教えてもらった。

これは煎茶と違い、カフェインがとても少ないため子どもでも飲めるくらい軽く、それでいて香りはよく残っていて、その軽さと飲みやすさに感激した。

そこで同時にきちんと自然栽培のお茶を生産しているところが極めて少ないこと、番茶は長年下級品として煎茶の影に追いやられており、値段も安いことなどから扱うところはほとんど無いことも知った。

しかし日陰に追いやられていたことで、香りや味は平準化の波に呑まれず、誰が飲んでも分かる位の強い個性があるお茶として日本に辛うじて残っていると知り、ますますのめり込んでいった。

極めて少数派でも自然栽培で熱意と信念を持って作られている方がいて、しかも子どもでも飲める番茶をどうしても作り続けて欲しいと思った。作ってもらう以上は当然買って飲んでくれる人がいなくてはならない。そこで飲んでくれる人を増やさなければならないと思い、自然栽培で番茶を扱う所、それに特化した場所も探してみたが無かった。このままでは、高齢化に伴って作る人がいなくなり、貴重な歴史財産でもある番茶が途絶えてしまう。

 

それでいけないと思い、雅南を設立した。

そして2020年8月雅南を設立し、以来1人で運営行ってきたが2022年9月、2年間多くの人にお世話になったが力及ばず休業となる。

現在は平日会社員で働きながら

新たに個人事業主として屋号に雅南を掲げ、活動再開の準備中。

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