番茶~日本人のソウル飲料~(1/12)「はじめに」
- s.kazuki
- 2021年11月5日
- 読了時間: 2分
【番茶は日本人の日常用の茶に相応しい「ソウル飲料」である】
それを主張することが本稿執筆の目的である。
番茶は煎茶に比べて低カフェインでとても軽く、ガブガブと何杯でも飲める優れモノだ。さらに、求めやすい価格である。
日本の番茶は地域や生産者によってかなり個性があり、土地・品種・製茶方法のそれぞれの違いが重なって千差万別である。このような個性のある番茶が現在は煎茶の日陰に追いやられてしまっている。そんな番茶は、日本人が日常で飲む“日常茶”もといソウル飲料であるとの考えの下、
『「1000年先へ繋ぐ日本茶」を探し日常茶として提供する。』
を会社の理念として掲げ、番茶に特化した日本茶屋”雅南(ganan)”を設立し、活動を行っている。
周りの者に番茶のイメージを聞いてみると、「昔に家で飲んでいたお茶」「(煎茶より)安物のお茶」「ほうじ茶のことではないの?」などがあった。
ここに出てきたように、どうしても特に一定以上の年齢層には煎茶の下級品や安物のお茶というイメージがあるようだ。確かに、煎茶に比べて価格は求めやすい。しかし、これは番茶の長所であり値段が安い=安物・下級品というわけでは決してない。それらの不当なイメージを払拭したいというのも今回のテーマだ。
1章では、番茶の特徴を主にそのメリットから知っていただきたい。2章では番茶もとい現在の日本茶事情について、特に農薬と肥料の問題について触れる。3章では、そこからさらに広い意味での問題点について思うところを述べていく。4章では、それを受けて今後はどうしていくべきか私なりに考え、実行していく事について述べて終わる。
日本人の生活に長い間深く関わってきているものだからこそ、特にこれからを生きる私と同じくらいの若い世代に興味を持っていただきたい。
それでは早速、日本人のソウル飲料「番茶」の世界を知っていただきたい。
次回「番茶とは」
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香りと飲みやすさにこだわった
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是非仕事の、勉強の、遊びの、人生のお供に...。
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