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  • 執筆者の写真s.kazuki

雅南 休業に際して

標題の通り、

誠に勝手ながら2022年9月30日をもちまして雅南は無期限の休業とさせていただきます。


約2年強という間多くのお客様に番茶をお求めいただき、

誠にありがとうございました。

信用もない当時23歳の若造に、多くの方から力強い応援をいただき、

感謝の念に耐えません。




今回このような形になってしまいましたが、私としては何としても番茶を日本人の日常茶としての地位まで持っていきたいという考えは一寸も衰えておりません。

どんな形でも可能な限り早く、そしてパワーアップして再開するつもりです。




小さい子どもからお年寄りまでいつでも飲めるのが「日常茶」であり、

それを担えるのが番茶です。

誰もがいつでも、毎日飲めるものこそ日常茶たり得ると考えています。



先日あるカフェレストランの秋祭りにイベント出店した際、お母さんと来ていた2〜3歳の男の子に試飲をしてもらったところ、3杯もおかわりをしてくれました。この男の子は普段リンゴジュースしか飲めなかったそうです(この時の番茶は8.滋賀県朝宮の秋番茶)。


お茶というと特に小さい子などは飲めないということがありますが、このことからも老若男女家族皆んなで飲める日常茶であることがいえます。




一部の人だけが買える高級品では日常茶には決してなり得ません。

また番茶は作る側、売る側の都合のいいように一瞬のブームとして扱うものでもありません。ましてや今までのお茶が売れないから逃避の手段や話題作りとして番茶を扱うことは、私には絶対に許せません。


民衆の生活におけるものの底上げこそが豊かさであると信じます。

日常茶としての番茶はその力になれるはずです。




少し話し過ぎてしまいましたが、必ず再開します。

重ね重ね、今まで誠にありがとうございました。

今後もInstagram(@skazuki_106)などは動く予定で、再開告知なども主にこちらから行う予定です。





その時が来たらまた日常茶としての番茶を、雅南を愛してくださると嬉しいです。



2022年9月30日

合同会社雅南

代表社員 鈴木和希





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